モリンホール(馬頭琴)ミニコンサート・感動と興奮の90分!

去る6月25日(水)、狭山元気プラザ内「コミュニティ・カフェ」において、中国内モンゴル出身の美人馬頭琴奏者、シンシュヤ(新蘇叶)さんをお招きしてのミニ・コンサートを開催しました。

元気プラザのコミカフェは平日(月~金)日替わりシェフ(ワンデイシェフ)によるランチ&カフェの憩いの場として経営されているもので、この日(水曜日)は、ランチタイム後の午後2時からSIFA会員を中心に合計48名の参加者を迎えて開催されました。

主役は勿論馬頭琴奏者のシンシュヤさん。定刻2時にモンゴルの澄み切った青空を想わせるライトブルーを基調とした民族衣装に身を包み、馬頭琴を腕に抱えて会場に姿を現したとき、会場を埋め尽くした参加者から思わず”オー!”というどよめきが起きたほどでした。

第一部はシンシュヤさんの馬頭琴ソロ演奏で全6曲。シンさん自身がMCを担当し、上手な日本語で馬頭琴という楽器の細かい説明。  そして一曲目は馬頭琴の名前の由来となった白い馬と少年の悲しい物語を曲にした”スーホの白い馬”。その他すべてモンゴル地方の民族色豊かな民族曲を5曲、合計6曲を時には優しく、時には激しく見事な演奏を聴かせて貰いました。たった2本の弦とは思えない程広い音域と豊かな音色に満員の参加者はうっとりと聴き入ってしまいました。

予定の30分はあっという間に過ぎ、その後はコーヒーブレイクとしてコーヒー&スウィーツを楽しみながら皆さん興奮気味におしゃべりをされていました。シンさんも各席に交じって皆さんの質問に答えたり、一緒に記念写真を撮ったりすっかり溶け込んでいらっしゃいました。

その後第二部「馬頭琴で唄う日本の名曲」に移り、「ふるさと」他お馴染みの日本の名曲6曲をシンさんの馬頭琴伴奏で参加者全員が楽しそうに、大きな声で唄い、予定の30分はあっという間に過ぎていきました。

馬頭琴という珍しい楽器を見事に弾きこなすシンシュヤさんに心から感謝し、会場に詰めかけて頂いた参加者の皆さんと共に大きな拍手を送りたいと思います。


また、お忙しい中、駆けつけて頂いた實吉会長、小川、濱田両副会長ほか、企画、運営に協力して頂いた、「街活さやま」の皆様、そして何より快く演奏を引き受けてくださった、シンシュヤ(新蘇叶)さんに心から感謝申しあげます。

「中国を知る会」の今年度第一目の催しを成功裏に終わるらせることができましたことを関係者の皆様に改めて深く御礼申し上げます。

最後に当日参加された、杭州市交流部会の八島藤夫さんから以下のとおり感想も寄せられておりますので、ご紹介します。

 

☆☆モリンホール(馬頭琴)ミニコンサートに参加して☆☆

「モリンホール(馬頭琴)のミニコンサートが6月25日(水)狭山元気プラザに於いて開催されました。2個ある絃の一つに髪の毛ほどの細い弦が、約100本くらいあり、それを1本にまとめてあるとのことで、昔は馬の毛を使用していたそうですが、現在では化学繊維でできているとのことです。両方で200本近くの絃を、手に持つ弓で弾く時の音色は、響鳴箱が大きいこともあり、二胡よりも迫力のある音質で低音もよく出ていました。また、哀調を含んだ音色が表現できるところも素晴らしく、聞く人に感動を与えてくれました。

モンゴル関係の曲を馬に関する擬音等織り交ぜながら、いかにも馬が広い草原を駆け巡るイメージを与えてくれて、演奏力の豊かさにも更に感動を受けることが出来ました。

モンゴルの人々は馬を友達のように思い、非常に大切に扱っているとのことで、これも大自然の中で暮らす民族の心の豊かさを感じさせてくれました。

演奏会の内容はモンゴル関係の曲7曲と、更に日本人なら誰でも歌えるような、懐かしい曲を6曲も演奏して頂き、私達も一緒に歌うことが出来たことは、国際交流の雰囲気を更に盛り上げて、彼女の素晴らしい演奏力が参加した方々に深く伝わったことと思います。

シンシュヤ(新蘇叶)さんには昨年11月に西武文理大学の大学祭の時にお会いしましたが、流石にモリンホール(馬頭琴)の専門学校を卒業しただけに、素敵な演奏に驚かされました。今後も彼女の日本における演奏会活動に期待をし、機会をみてまた聞きたいと思います。   また、この演奏会の開催に向けての準備等に携わった方々に対し、深く感謝致します。

平成26年6月30日 杭州市交流部会 八島 藤夫

杭州市交流部会 草野喜実勝 記

 

 

 

 

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