2017年6月18日(日)、新狭山駅近くの中原公園(通称:あじさい公園)で「第25回あじさい祭り並びに第28回国際交流の集い」が開催されました。
地元の「あじさいサポート隊」が日頃手入れをしているというだけに、色も形もさまざまな見事なあじさいです。それを愛でながらのお祭り――会場が狭く感じられるほどの人、人、人でした。
新狭山保育所の園児たちの遊戯に始まったアトラクションは、例年同様、小・中学生、民踊愛好会と出演する人の年齢層が広く、見物する人も同様です。祭りに欠かせないかき氷やポップコーン・綿菓子などの模擬店もあります。狭山市国際交流協会の韓国チヂミ、インドカレー・ヨルダンのチキンケバフにも長い行列ができました。中にはこれが食べたくて来たと待ち時間をいとわず、並んで買ったという人も。もちろん「おいしかった!」そうです。
小谷野市長に伺ったところ「狭山には、色々な国から来ている外国人が住んでいる。ややもすると孤立しがち。気軽にこういう場に出て楽しんでもらいたい。市民との交流を通じて、いい思い出を作ってもらいたい。」と話してくださいました。SIFAの粕谷会長も「地元の自治会と一緒に祭りを作り上げていく。そこに意義がある。」あじさい祭りは「外国人が日本の文化に触れ、そして日本人に自国の文化を伝える機会」だと。地元新狭山自治会やSIFAスタッフの協力があっての祭りですが、何度も「好きでなければできないこと」と多くの協力に対する労いの言葉もありました。
最後から二番目、SIFA提供のアトラクションは「いるまスマイリング・スクエアーズ」のスクエアダンスです。長く入間市に住んでいるアメリカ人のロッド・ブラディッシュさんがコーラー(スクエアダンスで指令を出す役割)です。ロッドさんがユーモアあふれる、時に日本語を交えた英語で、説明や指示を出します。カントリーミュージックのリズムに乗って、グループメンバ8名が数曲軽やかに披露した後、会場の見学者も参加して、大きな輪になってスクウェアダンスを楽しみました。わかりやすい指示のもと、外国人も小さい子もちょっと年配の人もみなとびきりの笑顔で踊っていました。(こういう時は、見ているより一緒に踊った方がいいのかもしれませんね・・・)
公園の外には狭山工業高校の生徒たちによるミニSLも走り、子供たちのうれしそうな顔が印象的でした。
この日参加した外国人は中国・タイ・ベトナム・フィリピン・トンガ・USAなど9か国の約40人。日本語教室に来ている学習者も参加――開始時刻前から待っていた人、友人を誘って来た人、家族と一緒に初めて参加した人、それぞれに楽しんでもらえたようです。
心配された雨が最後まで降らず、それぞれ大いに楽しむことができたようでほっとしています。
齋藤 あや子 記
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