「韓国文化を知る」講演会

11月4日(日)狭山市産業労働センター 多目的スペースで「韓国文化を知る」 韓国のドラマをもっと面白く見る方法という講演会を開催しました。

講師は国土交通省認定通訳士の八子順姫先生。55人もの参加者があり、部屋が狭く感じるほどでした。

今回は冠婚葬祭の事を中心にお話しいただき、ハングルを学んでいる方、これから学ぼうとしている方など皆さん熱心に先生のお話を聴いていました。クイズ形式の問題もあり、わくわくしながら韓国と日本の文化の違いを学べました。本当に目から鱗の事がたくさんありました。

例えば「同姓同本」(同本とは祖先の出身地)の二人は結婚できなかったり、お墓は一人ひとつ。つまり日本のように何人も一緒のお墓には入らないそうです。また、住居があるような所に墓地はなく、住宅地から離れた所や日当たりの良い山の上などに墓地は作られるそうです。しかし、昨今は事情がだいぶ変わってきて今までの風習が見直されるようになってきているそうです。お墓はロッカータイプが増えてきていて、これはドラマの影響がかなりあるそうです。国はドラマを通してこういうこともOKですよ・・・と国民にアピールするようです。韓国ドラマを見ることにより最新の流行や情報が国民に伝わり広められていくようです。ドラマの力はすごいですね!

八子先生の講演終盤にハングルの成り立ちを教えていただき、自分の氏名をハングル文字で書いてみました。

そして最後に斉藤セツさんによるチャンゴ演奏がありました。チャンゴは朝鮮半島の代表的な砂時計型締太鼓で、雨を表現する楽器として使われるそうです。二種類のバチによる音の変化や強弱で魂を揺さぶられる演奏に皆さん酔いしれていました。

八子先生の素晴らしい話術と斉藤さんのチャンゴ演奏によるあっという間の二時間でした。

統營市交流部会 溝口啓子 記




 

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