日本語教室「スタッフ研修会」を実施しました

11月30日(日)令和元年度2度目となる日本語学習部会「スタッフ研修会」を富士見集会所第二集会室で25名の参加者を集めて実施しました。
参加者25名の内訳は、新狭山教室9名、広瀬教室7名、火曜日教室9名で、その内初めて研修会に参加したのは、今年新しくSIFA日本語教室にスタッフとして入会された6名の皆さんでした。


参加者25名の内、6名が初参加でした


お馴染みのAJALT松尾恭子先生

講師にお招きしたのは、SIFA設立当時から日本語教室スタッフの研修をお願いしてきた「公益社団法人国際日本語普及協会(AJALT)」の松尾恭子先生です。

今回の研修会は前回(6月22日)の研修会の続編から始まりました。

格助詞ってわかりますか?

続いて日本語を全く知らない外国人と初対面で会話を始める場合の日本語は、 自分の名前、そして 相手の名前 だけを発音すること。次は、イラストの絵を見せて その名前 を言うこと、そして相手にも 名前 を言ってもらうこと。
その際に「名前」「これは」「です、ます」は使わないこと。そして徐々にその数を増やしていくこと。
名詞の次は「動詞」、それも他動詞、自動詞の違いまで、最後に「形容詞」へと進むことなど、具体的な例を挙げながら話していただきました。

外国人との会話で注意すべきことは、会話の主語は殆ど自分自身、相手が了解していることは省略することが多い、など。これだと相手に通じないことが多い。

会話の「こつ」は、先ず相手を安心させること、其れには「笑顔」が大切。出来るだけシンプルに、同じ会話を繰り返す。必要なら単語をひらがなで書いて見せる、こと。

最後に、「自動詞」「他動詞」は英語(英文法)からの区別であり、日本語にはその区別が当てはまらない言い方がある、ということを具体例を示しながら説明して下さいました。

日本語の「他動詞」は「使役動詞」に近く、「自動詞」では“自分が”と“自然の”動きを表す言葉が多いということも理解できました。

余談ですが、2002年に初めての研修会で出会った、SIFAの遠藤十九子さん、千葉哲男さん、佐久間久江さんとの再会に松尾先生は感激ひとしおのご様子でした。

日本語学習部会 草野喜実勝 記

最後に全員で記念写真を撮りました(ハイ、チーズ!古い?)

 

 

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