第23回「にほんご発表会」

緊張、発表終えて晴れ晴れとした表情に.

第23回「にほんご発表会」は とても中身の濃いものでした

 2020年2月2日(日)13:30~16:00 中央公民館 第1ホールで、2019年度「にほんご発表会~にほんごで話すわたしの想い~」が開かれました。新型コロナウイルスによる肺炎が日本にも広がり始め、店頭から消えている消毒スプレーやマスクなどが受付には、しっかり用意されていました。発表会が、オリンピック・パラリンピック公認プログラムの1つとあって、TOKYO2020のバッジやファイルも配られました。

 今年は狭山市国際交流協会の日本語教室で 日本語を学ぶ狭山在住の20名の外国人が発表しました。発表者の仕事の関係者・家族・友人,SIFA関係者等々、総勢80余名が一堂に会し、熱心に耳を傾けました。

 日本語学習部会 奥田紘子部会長が「発表会は1年間の集大成、最大の行事です。人前で日本語で話すのが初めてという人が多い、温かく応援を」と開会の挨拶。ついで SIFA 粕谷充史会長から「日頃に勉強の成果を」「思う存分楽しんで」、狭山市 小谷野剛市長からは「(他国の)日本語で発表するのだから皆さんはすばらしい」「練習通りいかなくても、伝えたいことを思い切って発表を」と力強く温かい激励の挨拶があって、いよいよ発表が始まりました。


SIFA粕谷会長


小谷野狭山市長

発表会

司会は新狭山教室の遠藤十九子さん・ミャンマー出身のジン ミン テツさんです。

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発表が終わって、次は狭山市教育委員会 教育センター 今福雅之指導主事からの講評です。自身も漫画で英語を勉強したとか、今も間違えて山手線をぐるぐる回ることがあるとか笑いを入れながら、1人1人に温かい一言がありました。「文化の違いを おもしろいと捉えてくれた。違いを楽しみたいですね」「『空に輝く満月にそっくり』―趣のある言葉がよかった。日本語を勉強する時、映像が浮かぶようなきれいな日本語も」とも。「頑張っているのが伝わってくるので、ここに来るのが楽しみ」と話してくれました。


今福教育センター指導主事

交流会

粕谷会長からの賞状・記念品授与、記念写真撮影の後は交流会です。司会は広瀬教室の嶋崎泰介さんです。テーブルに用意された飲み物と菓子を手にしながら、先ほどの緊張から一転、なごやかな顔、顔、顔。話が弾んでいます。そのうち「授業そっちのけで練習しました」と嶋崎さんが紹介して始まったのが、広瀬教室のメンバーによるダンスです。オリンピックの応援歌『パプリカ』―小さい子どもたちにもよく知られている歌と踊りです。何人か飛び入りで参加し、最後はそれぞれの人差し指を合わせ、決まりました!―見事、練習の成果がよく出ていました!(勿論、授業はちゃんと行いました)いっそう盛り上がり、発表会は無事終了です。

 

発表者に聞きました

  • とても緊張した
  • 初めて日本語で発表した。もっと日本語を勉強したい
  • 皆、じっと私の顔を見て、聞いてくれた
  • ここにきて発表するのが楽しい
  • 発表の機会をつくってもらって嬉しい
  • 最後だと思って一生懸命練習した
  • 市長や先生からよかったと言われ、とても嬉しかった
  • 出るのも楽しいけど、他の色々な外国人の話を聞くのが楽しみ

参会者に聞きました

  • 時間がない中でできるか心配だったけど、何とかやれた(家族)
  • いろいろな国のこと、新しいことが聞けておもしろい
  • すばらしい発表
  • ずいぶん練習をしたんだろうなあ

3教室の代表に聞きました

  • 大丈夫かなと思っていても、いざ発表となると一生懸命やってくれる、それが嬉しい
  • いろいろな国の人に発表してもらおうと考えた
  • 思った以上に気軽に出てくれた
  • 本人の言葉・表現を大事にした

広報部会 齋藤あや子記

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